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【プライベートシナリオOP】 ある少年のお話


 ご要望がありましたのでプライベートシナリオのOPです
 この度のシナリオでの皆さんは、こんな風にスタートします、的な内容になっております
 
 尚、相談、背後コメントはコメント欄にて行います。
 ご了承下さい。


 深夜と呼ぶには遅く、早朝と言うには早い、そんな時間。
 結社『寮つき手芸部』の有する学生寮・木漏れ日の館のとある一室。
 突然飛来した一羽の烏に導かれ、部屋を訪れた幾人かの少年少女達。
 その前に、彼はいっそ楽しげでさえある風情で立っていた。

「これで全員ですね?
 今晩は皆さん――それでは、依頼の詳細を説明させていただきます」


 金色の髪の少年は、天使のように微笑んだ。


――深夜と呼ぶには遅く、早朝と言うには早い、そんな時間。
 フレア・タカツキは自室のベッドの上で身を起こしていた。眠りの深いタイプである彼女としては、こんな中途半端名時間に目が覚めるのは珍しい事である。フレア自身も不思議な事だと思うのかしきりと首を傾げている。そうしているうちに、ふとある事に気付いた。そう言えば、さっきからなんだか変な音がしている。例えば、そう、窓ガラスを誰かがノックしているような……
「えぅ?」
 そうして見れば、窓の外、カンカンと嘴で窓を叩いている一羽の烏が目に入った。
 と言うか、その烏は――
「クロスケさん?」
 見覚えがある。たしか同じ結社に所属するある先輩からの手紙を運んでくる伝書烏だ。
 彼女自身も幾度かこの真っ黒な配達人から手紙を受け取った事があった。
 けれど、どうしてこんな時間に?
 不思議に思いながらも寝巻きの上にカーディガンを羽織り、フレアは窓ガラスを開けた。
 待ちかねていたかのように飛び込んできた烏は部屋の天井近くをクルクルと回ると、銜えていた一枚の紙切れをフレアの手の平の上に落とすや否やまた窓から飛び出して行った。
 一刻を争う、というような烏の様子に首を傾げながら、フレアはその紙切れに目をやった。
――至急、鳳凰堂・虎鉄ノ寮室ニ来ラレタシ
 そこに記されていたのはただ一文。あまりにも怪しすぎる赤い文字。
 けれど、紅茶色の髪の少女はそれ以上首を傾げる事も無く。
 身支度を整えるとすぐに自宅を飛び出した。
 そうして駆けに駆けてフレアがこの部屋に辿り着いた時、そこには既に6人の少年少女が揃っていたのである。

 聞けば、事情は皆同じようなものであるらしかった。
 結社員ではない者、或いは自宅生の元には紙切れを銜えたカラスが。
 そしてこの寮に暮らす者の元には――
「さて、何かご質問は?」
 この少年、クルス・リバーウエストが尋ねてきたのだという。

 この部屋を見れば判ると思いますが、師匠――鳳凰堂・虎鉄は寮を出ました。
 目的はともあれ、状況から見ておそらく生きて帰る気はないと考えるべきでしょう。
 皆さんに依頼したいのは一点。
 鳳凰堂・虎鉄を生きたまま連れ戻す事です。
 目的地と思しき場所はこちらの地図に記しておきました。
 今から向かえば手遅れにはならないでしょう。

――以上が、クルスが呼び集めた少年少女に対して行った説明である。

 伽藍のようになってしまった部屋と突然の報せに仰天していた少年少女達、そのうちの一人がいち早く正気を取り戻し、鋭い視線をクルスに向けた。もう春先で、しかも室内だと言うのに深緑のコートを羽織った少年――天野・夏優である。
「ちょっ、ちょっと待て! 意味がわからん、なんでアイツが出て行くんだよ!?」
「さて、それは僕に聞かれても判りかねます。『もう要らない』とは言っていましたが……」
「何故知っている」
 語尾を濁したクルスの言葉に、部屋の隅、壁に背を預けていた少年が静かに、だがよく通る声で割り込んだ。こちらも同じく黒いコートに身を包んだ少年――フレアも幾度か見掛けた事のある少年――狢・蓮である。
「先輩の言葉を聞いたという事は、君もその場にいたのでしょう。そうと知っていて何故止めなかったのですか?」
 少年の言葉を引き継いだのは、彼の隣に立つ少女。真っ直ぐな鋼を思わせる視線にピンと通った背筋が美しい少女――こちらもフレアとしてはあまり馴染みがない――比留間・イドである。
「然り……ですが聞いたと言っても肉声ではありませんよ、僕はその時自室にいましたから」
 そう言って、皆に見えるよう開いた少年の手の平には小さな機械が乗せられていた。
 何故か烏のものらしい羽毛が挟まったそれは……
「マイク? いえ、盗聴器ですわね?」
「ご明察。僕の部屋は隣ですからね、何事かやってるのは気付いていましたから……まぁ、そういう意味では止められる状況にあったのかも知れませんが、あの人が本気で何かをどうにかしようと思ったのなら、僕には止められませんよ」
 ベッドの上にとまっている烏――クロスケがさも憮然とそっぽを向いたのに気付いてか気付かずか、クルスは大仰に肩をすくめて見せた。ちなみにクロスケさん、どういう訳か背中の辺りの毛が毟られてハゲになっていたりする。
 その背中とクルスの手の中にある烏の羽を、こちらもどういう訳かメイド服を着た少女は不思議そうに見比べていたのだが、やがて「はてな?」と首を傾げた。フレアのよく知ったとおりの少女――鴉颯・霧歌らしい反応だった。
「よーするに止めなかったって事だろー? じゃーなんで俺達を呼んだんだよー?」
 場にそぐわぬ陽気な声をあげたのは、行儀悪く床に胡坐をかいたラフな格好の少年――神崎・智也だった。笑みを浮かべているのはクルスと同じだが、こちらはその根底のところに僅かな焦燥を宿している。つまり、仲間の危機を理解した上での、これが彼の自然体なのだ。
「まぁ、一言で言えば『嫌がらせ』でしょうか」
 対して緊張も何も無い微笑を浮かべる少年が答える。
「黙って出て行ったという事は、あの人は皆さんに知られたくなった。気付かれたくなかった。来て欲しくなかったという事でしょう。どういう理由か知りませんが、今のあの人にとっての皆さんは毒に等しいのでしょうね。それも、とても致命的な――『自分』を揺るがしかねないほどの、強い強い、毒だ」
 少年は手慰みに弄んでいた烏羽を虚空に投げると、それはそれは楽しげに笑った。
「だからこそ、あの人は皆さんを遠ざけた。

――だからこそ、僕は皆さんをあの人のもとに送り込む。

 これでは理由になりませんか?」
「ならないよ」
 よく砥がれた日本刀のような鋭さで、彼女はクルスの言葉を否定した。
「本当に、キミ達は嘘が下手だね。ただそれだけの理由で、こんな時間に、寮中を駆け回って助けを求める奴がいるかい? 寮の外にまで助けを呼ぶ者がいるかい? 恥ずかしがり屋も結構だけれどね、キミ達はもう少し素直になる事を覚えた方が良い」
 いまや部屋の真ん中に立つ少女。突き立ったツルギのように真っ直ぐに立つ黒い髪の少女――裏沢・由那は、クルスに向けて手を差し出し、誰かに向けて真っ直ぐに笑った。

「さぁ、困り事なら言ってみたまえ――私達が力を貸すよ」

「………」
 クルス・リバーウエストは。
 驚いたように目を開き、詰まらなさそうに息を吐き、疲れたように肩を落とし。
 それから。

「皆さん、お願いします。僕の師匠を助けてください」

 目的地の記された地図とともに、一枚のイグニッションカードを、その手に託した。
 その言葉に、フレアは、夏優は、蓮は、イドは、霧歌は、智也は、由那は。
「任せてください!」「応よ!」「いいだろう!」「了解!」「判りました!」「オーケー!」「ああ!」
 てんでバラバラに、けれど力強く、頷くのだった。


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【連絡事項・背後コメント】

※メタな視点での説明となります
【詳細情報】
・成功条件:鳳凰堂・虎鉄の生還
       『先生』の撃破(強制イベントなので勝手に倒します)
・到着時状況:実動部隊の四人が迂回した直後くらい
         虎鉄と先生の会話はほぼ全て聞こえていたと考えていいかと

【敵情報】
・敵戦力:五人――『先生』と実動部隊『白羽』『黒羽』『朱羽』『紫羽』です
      ゴースト『先生』:一世代前の能力者、べらぼうに強いです
                日本刀を中心とした近接戦闘のみで戦います
      実動部隊四人衆:アビリティの使えない自覚の無い能力者
        突撃銃と日本刀をそれぞれ持っています
        一対一ならそれほど手強くもありませんが、集団戦闘となると侮れません
・敵の攻撃目標は鳳凰堂・虎鉄に設定されています

【プレイングについて】
・提出方法:PC鳳凰堂・虎鉄へ手紙でお願いします
・文字数:600~800字程度で。
      ぶっちゃけ文字数確認まではしませんがそれぐらいで
・期限:4月3日朝8:30 〆切り
    また、それより早く全員からの提出を確認した場合、リプレイを書き始めます

【相談について】
・このスレッドのコメント欄で行って下さい
 他、質問がございましたら相談でお願いします

とりあえずは自己紹介!

俺は神崎智也。
中学二年のファイヤフォックス×ゾンビハンター、って、訳でよろしくなー!

自己紹介

それでは続きまして……
鴉颯霧歌、水練忍者×コミックマスター。よろしくお願い致しますわ。

自己紹介とステータスシートはURLより

青龍拳士×ナイトメア適合者のイドです。比留間をやっています。
初見の方も多いですが、よろしくお願いします。

(p:諸般の事情で3月30日~4月3日は一切アクセスできませぬ。
 ので、3/29日(土)の深夜には比留間はプレ提出つもりです。
 理解とご協力の程お願いします)

自己紹介

狢蓮だ。魔剣士×土蜘蛛だ。
よろしく頼む。

自己紹介

魔剣士×フリッカースペードの裏沢由那だよ。宜しくね!

自己紹介

挨拶が遅くなったな。
魔剣士×土蜘蛛の天野夏優だ、みんなよろしくな!

作戦相談

これで全員そろいましたけど……
私たちはどう動きましょうか?
実働部隊さんはともかく、「先生」は無策で戦っていい相手ではない気がしますし。

先生に関しては四方からの攻撃に、射撃での援護で同時に切りかかろう。
人型の生物はいっぺんに四方向からの攻撃はまず不可能のはずだ。

実働部隊については分断さえさせれば恐れるに足りず
分断させる手段としては、俺の手持ちのバイクで突っ込みでもすれば
左右に確実に分かれると思う。そこ左右に分かれた部隊を此方もチームを半分にわけて殴りかかれば
分断して倒せると思う

なるほど、連携を得手とする連中を分断するのは理にかなっているね。

あ、そういえば到着した状況はかなりギリギリだよね?
やはり、第一目標は実働部隊になるかな?
バイクで突入というあたり、後回しで出来る手ではないしね。
まずは棒立ちになってるバカが蜂巣にならないようにしないと……。
(あ、もちろん先生を放置するという意味ではないよ>第一目標云々)

敵の分断には俺も賛成だ。
あと、第一目標は実働部隊というのも賛成だ。

敵、実働部隊を狢が分断した後にアビリティの【蜘蛛の檻・奥義】や【ヒュプノボイス・奥義】等の相手の動きを封じるアビリティを使用するというのはどうだろうか?

主な役割は3つですわね。
最初に突入して敵チームを分断する方。(以下のどれかと共存可能?)
実働部隊を相手にする方×4
「先生」を相手にする方。(複数。4人以上?)
鳳凰堂先輩を確保する方。

私としては、最初に突っ込んだ方がそのまま鳳凰堂先輩確保に集中して、後続の方が分断された実働部隊をなるべく素早く各個撃破。
その後全員で先生を相手にする、という流れを考えましたわ。

俺も分断は賛成だな。
バイクで突っ込んで分断した狢の旦那が鳳凰堂の旦那を救出ってーのも良い考えだと俺も思うぜ。
でも、相手の注意が狢の旦那に向かう可能性が高いだろうし、傾斜を転がり落ちてったって事は、多分狢の旦那より俺達の方が鳳凰堂の旦那に近かったりするかもしれないし、
その時は俺等が救出、確保した方が鳳凰堂の旦那の治療が早くできるかも知れないから、鳳凰堂の旦那の確保要員は他にも候補を挙げておくべきだと思うな。

あと、天野の旦那の案には俺も賛成。
ヒュプノ奥義や蜘蛛檻奥義なら当たる確率高いだろうし、アビ要員を狢の旦那のバイクに二ケツさせて突っ込んだ直後に当てるって風にしたらどーかな?

ふむ、俺としてはアビ要員を二ケツして分断させると同時に、アビ要員は分断と同時に飛び降りて貰う。
俺はそのまま、ドリフトでもかまして虎鉄の確保に移動する。

応急手当をした上で、バイクでまた現場に舞い戻るというのはどうだ?
できれば、バイクは先生にぶつける。質量兵器に使いたい

避けられよば、体は崩れる。そこを狙いうつ
当たればよし、体は崩れる。そこを皆で襲えばいい
どうだろうか?

追記とか

○開始時点での位置関係
PC軍が真っ当に山を登ってきたと仮定すると
                                 ________先生(傾斜上広場)
PC軍(傾斜下)←―【移動中】――馬鹿(傾斜)←―<__________四人組 (傾斜上広場)

くらいになっています


○プレイングについて
基本絶大な根性補正がかかります
愛・友情・努力・熱血・正義・魂、あとBGMエミヤは勝ちフラグです
間違ってももロイツマとか流してはいけません

あと、できればキャラクターの衣装や髪型に言及を
BUやIGCある人は指定を頂けると助かります
挿絵は当然のようにあるんだぜ?

以上、追記終り

>アビ要員
差し支えなければ、志願したいですね。
悪夢爆弾奥義が用意できるので、妨害を行う事が出来ます。

…い、いえ、
ただバイクの後ろに乗りたいとかそういうのではないです。(!

私は実働部隊の押さえに回りますわ。
どの色の方にするかは大して変わりませんけど一応決めておいた方がいいでしょうか?

それじゃあ、俺も実働部隊の対処にまわるってことで。
特に選考理由はないが、『朱羽』と戦ってみようかね?

比留間の姉御がアビ要員ってのは他に志願者居なきゃバッチリだと思うぜ。俺は特に意義無し。
実働部隊対処は……そーだな、『紫羽』とかいうのを担当しよっかな。

アビ要員はそれで良いんじゃないかな?
一応自分もヒュプノ奥義を積めるけど……悪夢の方が強いしねぇ(笑)
「押さえ」に回った上でヒュプノ奥義も持っていくと言うのも手かな。
(ブラストヴォイスは丁度良い目覚ましになりうるのでナシの方向で)

相手は……黒羽にして黒同士にするか、白にぶつかって対比するか(主に見栄え的に)
希望があるならお譲りするよ。

私も特に希望は無かったりするのですけど……。
それじゃあ、私は白羽さんを相手にしますわ。

眠りを使うのでしたら、私も手裏剣中心で戦いますわね。

すみません、完全に出遅れてしまいました><
殆ど番外扱いになってしまいますが、フレア・タカツキ、只今より参戦しますね。

作戦については、了解です。
今決まってない役割は、第一目標を撃破する間、先生を抑える役…でしょうか。
鳳凰堂さんとのやり取りからして、「気が変わらなければ」叩かれないようなイメージもありますけど、それを期待してしまうには危険すぎる人ですね。

第一目標の相手は決まっているようですから、私は比留間さんと後方バックアップに回りつつ先生の動向を伺って、場合によっては抑えに回ることにしますね。
先生の間合いに入ってしまうとかなり危険ですので、距離を常に取りつつ…になりますが(^^;)

といわけで

狢先輩のバイク後方に乗り、
アビ妨害の方向でプレイングを提出しました。

幾ばくか鳳凰堂先輩への激励の言葉も添えておきました。

最初に発言したとおり、明日の朝から4/3(木)の夜まで不在となるので
後は皆様のプレイングにお任せします。
プロフィール

神無月

Author:神無月
神無月(かんなづき)と申します。

主に株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のブログとしてなんか色々とまったりペースで徒然事が書かれています。
いぇー。

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