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虎鉄の日記:満月の下の舞踏会


――夢を見た。

 その夢の中で、私は浮かんでいた。
 身動き一つとれない。
 それどころか、肉体の存在すら感じない。
 視覚だけが体から切り離されてしまっているかのようだ。
 それなのに、私は自分の体が“在る”と確信している。
 自分の体がどこかに浮かんでいるのだと、知覚している。
 奇妙な矛盾。
 なのに、私はそれが“自然”な状態なのだと理解していて――

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虎鉄の日記:BA☆TO☆NN


――バトン、それは危険な凶器。

いや、それは冗談ですが(時々冗談でないこともあるが)
なんてゆーかバトン回答ですよ~。
今回のラインナップは比留間・イドさんから送られてきた色バトン!
さぁ、根性入れて征きますか!!(キャラ違)

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虎鉄の日記:金(こがね)の虎/鉄(くろがね)の虎


――四月一日、奈良県御所市内某所。

 まだ肌寒さを残す朝の空気を切り裂いて歩く一団があった。
 戦場と化した市街を進むのは、歳若い少年少女達だった。
 ある者は決意を宿した笑顔を浮かべ、
 ある者は震える拳を懸命に握り締め、
 ある者は抑えきれぬ闘志を瞳に燃やし、
 しかし一様に、総身を緊張で満たし歩を進めていく。
 
……その中に一人、妙に軽薄に喋り続ける者がいた。
 最早言うまでもない。
 ご存知、鳳凰堂・虎鉄であった。

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虎鉄の日記:木漏れ日の館の黒と茶色の悪魔


 休日の昼下がり。
 カーテンを下ろした暗い自室のベッドの上で、虎鉄は丸くなっていた。
 別に体調が悪い訳でもなく、ただなんとなく色々やる気が湧かないらしい。
 だからって不貞寝かよ。
 実に不健康な話である。
 何度かモゾモゾと芋虫のように寝返りをうって、しばらくすると虎鉄はむくりと起き上がった。
「……………」
 そのままノソノソと部屋を出て行く。
 あ、つまづいた。

………なんとも重症のようだった。

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――語り


 夜。
 自室のベッドの上に体を投げ出し、少年は何をするでもなく天井を見上げていた。
 窓は開け放たれている。
 天井のライトは消えている。
 時折吹き込んでくる風に、白いカーテンがふらりと揺れた。
 春先とはいえ夜の空気はまだ少しばかり冷たい。
 冬の名残を宿した風に、少年は我知らず目を細めた。

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虎鉄の日記:戦争前夜~闇夜の烏とラブレター~


――三月三十一日深夜。

 奈良県は御所市内の某所、
 眠りの静寂に落ちた町の片隅に、風を打つ音が一つ生まれた。

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プロフィール

神無月

Author:神無月
神無月(かんなづき)と申します。

主に株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のブログとしてなんか色々とまったりペースで徒然事が書かれています。
いぇー。

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